相談事に対して的確な回答を引き出す方法

社会人になると、学生の頃とは様々な面で異なることが多々あります。生活そのものもそうですが、仕事に関わることは学生の頃の考え方では通用しないと思った方が良いでしょう。学生の頃とは違い、社会人になると「分からないことがあれば相談しろ」と言われる機会が増えます。上司としては、部下に対して報告と連絡と相談をしてほしいものと考えています。それに、部下が分からないことに対して、単独で決断をして失敗をしてしまうと、それは上司の監督不届きにもなるからです。なので、もしも分からないことがある時は、素直に上司に質問するようにしましょう。

ただし、何でも安易に質問するのは良くありません。最低限自分で調べて分かることは、自分で解決する気持ちが大切です。急ぎの場合は別として、そうでなければインターネットを使ったり、先輩や同僚に聞いてみたりして調べてみる習慣をつけましょう。管理職は多くの仕事を抱えているので、無駄な時間を使わせない心配りは必要なのです。

次にポイントになるのが、相談の仕方です。分からないことがあって、自分で調べても解決できなかった時は、上司に相談することになりますが、この時にただ漠然と質問すれば良いかというと、そうではありません。質問する前に、自分ではどのように考えていたのかを間違えていても構わないので上司に伝えることです。

的確に指示を仰ぐためには、具体的な質問をしないと相手に聞きたいことが伝わりません。そのため、どういうことが疑問であり、それを解決するためにはどうすれば良いのかについて、要点を抑えて聞くことです。具体的な内容であればあるほど、的確な回答が得られるでしょう。